天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-08-06から1日間の記事一覧

昆虫を詠むー虫(1/9)

「むし」の語源は、「むす(生)」の連用形名詞。土中、水中から自然に生まれてくるのが、「むし」と考えた。(西垣幸夫著『語源辞典』文芸社 による。) 広く昆虫類をさすが、古典和歌や俳句では、秋に鳴くコオロギ科(コオロギ、スズムシ、マツムシ、カン…