天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-26から1日間の記事一覧

わが歌集・平成十七年「アマリリス」

丁寧に墓を浄むる白髪の老婆を見たり谷戸の朝日に 塔あまた立ちてパイプをめぐらせる白濁の潮 早川 八首 黄葉の散れる水面は早川のみなもと近く水ゆたかなり 芦ノ湖をみなもととせる早川の流れにそそぐ湿原の水 山肌に白煙立てり神山のを深むる晩秋の雲 紅葉…