天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-29から1日間の記事一覧

わが歌集・平成二十年「武士道」

水草を食みて泳げる池の鴨我との間をつかず離れず フランス式レンガ積なる要塞のトンネルの中暗き電灯 武士道 八首 自刃せし山の斜面ゆ遠望すかすみて揺らぐお城の天主 線香の煙にむせぶ白虎隊隊士の墓の数を気にする ただひとり生き残れるを非難され会津を…