天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-11-26から1日間の記事一覧

わが句集・平成十三年「静粛に」

小賀玉の一樹が下の七五三 うつむくも秋思許さぬぬかる道 百舌鳥猛る小学校の昼餉時 なつかしき色積まれけり落葉掻 江ノ電や花火の海へ切符買ふ 綿虫やまた遠ざかる夢ひとつ 湯豆腐と聞きて禁酒の心失せ 湖に黒き山影浮寝鳥 賑はしや社の屋根に木の実降る 静…