天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-07から1日間の記事一覧

わが句集・平成二十三年「彼岸花」

彼岸花ひと夜ふた夜に茎伸びて 鵙啼いてはやなつかしき空の色 朝顔や藤村旧居の門を入る 大楠の精もらひたる御慶かな 魚跳ねて川面裂きたり炎天下 夏逝くや帆綱帆柱鳴りやまず 糸瓜忌や二百安打へあと七本 稲架あまた立ちたる谷戸の水車かな おしろいや松の…