天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-11から1日間の記事一覧

わが句集・平成二十七年「力石」

ぎんなんを踏みて近づく力石 落葉掻終へたる庭の力石 帰りには大山豆腐紅葉狩 手前には火の見櫓や雪の富士 極月の客をくどくや人力車 園児らがあそぶ山頂花の雲 風待ちて凧の休めるたんぼかな 初春や蛸せんべいに人並ぶ 立春のひかりまぶしむ朝寝坊 山ふたつ…