天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

灯台(2/2)

沖縄・残波岬灯台(webから)

 日本最初の洋式灯台は、明治2年(1869年)に点灯した観音埼灯台である。これについては既に2008年10月09日のブログでご紹介済み。
灯台の光り方には、代表的なものとして次の種類がある(Web参照)。

 ☆不動光: 一定の光度を常時維持している
 ☆明暗光: 一定の光を放ち、明間が暗間より長い
 ☆閃光: 約1秒程度の閃光を放つ(長閃光、急閃光がある)
 ☆互光: 異色の光を交互に放つ
 ☆モールス符号


  堤防の海に突き出た先端に灯台がありただそれとして
                      香川ヒサ
  日の落ちていまだ明るき岬山に灯台の灯のまわりはじむる
                     上川原紀人
  わが唇にうつりし妻の紅拭きてもの憂し灯台にみゆる遠き灯
                      鈴木幸輔
  昼すぎてひとたび止みし灯台の霧笛が日暮れまたも鳴り出づ
                     夏梅千代子
  一人でも一羽でもよく 春を待つこころに白い灯台がある
                     小島ゆかり