天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-08-20から1日間の記事一覧

万葉集にも蝉は詠われているが、ひぐらし(蜩、茅蜩、晩蝉などと表記)として出てくる。 晩蝉は時と鳴けども片恋に手弱女われは 時わかず泣く 万葉集・作者未詳 風吹けばはすのうき葉に玉こえて涼しくなりぬ ひぐらしの声 金葉集・源俊朝 夕立の雲もとまらぬ…