天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-03-12から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(25)―

今に思へば鴨長明幸ひなりき大津波を知らず一生(ひとよ)を 終へき 長谷川櫂『震災歌集』 長谷川櫂は周知のように現代の俳人であるが、東日本大震災後の十二日間に、短歌を詠み歌集にして発表した。その中の作品が、昨年七月一二日の国会中継「衆議院東日本大…