天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-02-15から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(35)―

岡井隆は、短歌の文字配列に関しても試行している。そもそもの始まりは、塚本邦雄と前衛短歌の時代に図形上に配列する試みであった。歌集『E/T』では最後の章だけであったのだが、本格的に歌集全体で横書きを採用し、多段に文字を配列したのが、『伊太利…