天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-06-30から1日間の記事一覧

穴のうた(2/2)

穴は比喩に使われることも多く、興味深い内容になる。以下のそれぞれの作品は比喩の多様性を示し、鑑賞するに歯ごたえがある。つまり言葉で歌の意味することを表現するのに汗をかく。 荷車に練炭積みてゆくが見ゆ陽に練炭の穴みなわらふ 沢口芙美 自らを苛む…