天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-23から1日間の記事一覧

病を詠む(3/12)

ゼネストを病みてむかふる北窓の一と間の室に光差しこめ 小名木綱夫 死ぬまでに指輪が一つ欲しと言ひしそれより長く長く 病臥(やみふ)す 清水房雄 眼(まなこ)昏み口もの言へずなる我を妻はおどろき声高く 喚(よ)ぶ 窪田空穂 華やかに新車のショーの楽は鳴る…