天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-16から1日間の記事一覧

わが句集・令和元年「からす瓜」

はるかなる夕陽手前のからす瓜 ひさかきのはるか上なる銀杏かな 蜘蛛の囲の主人おどろく落葉かな ささがにのねむりをさます落葉かな あらたまの元号待つやあきつ島 自転車をおほかた隠す花八つ手 鉄砲宿さくら並木の東海道 窓外に干し柿を見る湯宿かな 銭洗…