天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-12-18から1日間の記事一覧

わが句集・令和三年「初茜」

宇宙にも初めと終り初茜 狗尾草(ゑのころ)や廃車のめぐりとり囲む 道の辺に思ひ出したり杜鵑草 けさカーテンに霜降の日差しかな 秋風の別れの声か楠の空 冬到来大樹の梢震はせて コロナ禍にまたも遠のく花見かな 家々の輝く丘や年あらた 撫で牛を撫でては…