天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

天の川(3)

NHK-BSテレビ映像から

 銀河系は棒渦巻銀河で、総質量は約1兆2600億太陽質量であり、約2000億〜4000億個の恒星が含まれていると考えられている。銀河系のディスクは直径約8万 - 10万光年と見積もられている。太陽から銀河中心までの距離は約26,000 - 35,000光年と見積もられている。ディスクは銀河中心では外側に膨らんでいる。銀河系の中心には非常に大きな質量を持つコンパクトな天体が存在しており、大質量ブラックホールである可能性が高いと考えられている。現在ではほとんどの銀河が中心に大質量ブラックホールを持つと考えられている。
(参照: ウィキペデイア銀河系 
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E7%B3%BB


  天川は乳の道(ミルキーウエイ)、母の手にすがりてゆきき
  川沿ひの道               前登志夫


  ふるさとの銀ひとすぢの天の河病むわが胸の上にせせらぐ
                      石田耕三
  いつの世もわたりがたきにあふぎみてあはれ銀河とひとは
  呼ぶべし                小中英之


  手袋の中に銀河の広がれば人と訣れし指およがせる
                      栗木京子
  粟島と佐渡のあわいになだれたる天ノ河とう春の星おぼろ
                      田井安曇
  天の川、花野井、恋瀬の橋越えて冬の銀河のかがやき探す
                      片岡 明