天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

アンモナイト

アンモナイトの例(webから)

 古生代デボン紀から中世代に海中で栄えた軟体動物頭足類の一群。渦巻の直径の大きいものでは2mを越えるものもある。日本でも多く出ている。ニッポニテス(中生代白亜紀末に日本列島・カムチャツカ半島などの沖の浅海に生息していたアンモナイト)は、渦巻が特異なことで有名。菊石とも呼ぶ。


  春暁を呼びつつあらん窓のべにアンモナイトの渦巻おぼろ
                     長澤一作
  遠き日の海の記憶は霧となるアンモナイトの吐息のやうに
                     木立 徹

二首ともにメルヘンチック。