天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-07-17から1日間の記事一覧

霧の芦ノ湖

ひぐらしの鳴きやみたれば鶯の声しきりなる宿の裏山 ペンションのベッドに聞けば鶯の恋の成就ははかりがたしも 奇妙なる叫び残して鳴きやみし鶯の恋破れたるらし うぐひすの恋のゆくへを思へりき裏山せまる宿の寝床に うぐひすの声遠ざかる裏山にまた湧き出…