ぼんやりとバスを待っていたら、道路を隔てた向かいの家の庭に、百合の花が数本見えた。そのうちのひとつが、風もなさそうなのに、イヤイヤをするように首を振りやまない。変だなと思っているとぽとりと落ちた。 ささゆりの花揺りおとす朝の風 首ふりの常な…
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