天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-09-04から1日間の記事一覧

大磯

歌詠みにとって、大磯といえば、鴫立つ沢であろう。 心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ澤の 秋の夕ぐれ 西行 『山家集』には、「秋ものへまかりける道にて」という詞書がついて、秋歌に入っている。これは西行が陸奥へいった時、現在の湘南海岸で詠んだ…