天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-09-05から1日間の記事一覧

淋しがらせよ

昼休みは雨なので外には出ず、小学館『芭蕉全句』を読んでいたら、 笈の小文の一句 此山(このやま)のかなしさ告げよ野老掘(ところほり) に出会った。元禄元年の作という。 これですぐ思い出すのは、同じ芭蕉の うき我を淋しがらせよかんこ鳥 である。これは…