天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-11-10から1日間の記事一覧

作歌の現場

北原白秋に限らないが、この時代の詩人や歌人は、歌謡の原点である『梁塵秘抄』や『閑吟集』を読み込んでいる。白秋は、さらに端唄、小唄、長唄、近世の童謡などにのめり込んだので、彼の短歌や詩には、その影響が顕著である。 白秋作の小唄に「城ヶ島の雨」…