天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-11-11から1日間の記事一覧

作歌の現場(続)

佛は常にいませども、現ならぬぞあはれなる、人の音せぬ暁に、 ほのかに夢に見え給ふ。 彌陀の御顔は秋の月、青蓮の眼は夏の池、四十の歯ぐきは冬の雪、 三十二相春の花 この二連は、『梁塵秘抄』巻二から抜いたもの。仏教ならびにさまざまの経典の有難味を…