天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-12-02から1日間の記事一覧

韻文とは

飴山実全集の内の「小長集」を読み終えたが、のっけから散文調の句が目立つ。 小鳥死に枯野よく透く籠のこる 枝打ちの枝が湧きては落ちてくる どの椿にも日のくれの風こもる 走る音してはガラスを凧よぎる 釘箱から夕がほの種出してくる 畦を塗りあげて耕運…