天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-12-04から1日間の記事一覧

対句技法

「藍生」十二月号巻頭の黒田杏子主宰の作品では、対句技法が目立つ。 銀漢や木の扉木の床山の音 木の實落つ母との夢の底に落つ 十三夜空海のこゑ雨のこゑ かくれ谷とは紅葉谷しぐれ虹 秋冷のちちに捧ぐるははに捧ぐる 俳句における韻律の好例といえよう。 今…