天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-12-06から1日間の記事一覧

茂吉の措辞

「かりん」十二月号には、日高堯子の評論「歌われた風景―道―」があり、斉藤茂吉の第一歌集『赤光』に出てくる道の歌の特徴を論じている。ただ、措辞の面からの解析、切り込みではないので、深みがないように感じる。出てくる歌から二首あげてみよう。 A ひ…