天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2005-12-25から1日間の記事一覧

餅搗き

いよいよ歳晩。円覚寺の観光客の数もめっきり減った。まして他の寺社では、境内は閑散として草木のたたずまいが実に趣き深い。 煤払太鼓木魚を外に出し にぎはしき谷戸の中腹餅を搗く 餅つきの湯気の奥なる菩薩かな 餅搗きのかけ声を追ふ臼の音 餅つきに檀家…