天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-01-11から1日間の記事一覧

本歌取り

塚本邦雄『詩歌星霜』(昭和五十七年八月、花曜社)を読んでいる。 明治の文芸ルネッサンス(承前)という章に、次の有名な一節が出てくる。 ”言葉を取るとか心を取るとか、そんなことは問題ではなくて、本歌と並び立つ、あるいは本歌を凌ぐ本歌取りをしてこ…