天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-01-12から1日間の記事一覧

句またがり、句割れ

短歌において句という場合は、音韻上の五音、七音のまとまりを指す。どことなく曖昧だった句またがりや句割れという現象を、小池光が初めて厳密に定義している。例歌はいずれも塚本邦雄の作品。『小池 光歌集』(現代短歌文庫)から要約しておく。 「句また…