天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-01-13から1日間の記事一覧

頭韻

塚本邦雄が新古今集から学んだ技法にこの頭韻がある。例えば、次のような歌と解説。 荒れわたる秋の庭こそあはれなれまして消えなむ露の夕暮 藤原俊成 これの素晴らしさは、上三句、全部「あ」の頭韻でそろえているところ。下句はまことに悲しい内容だが、上…