天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-01-19から1日間の記事一覧

現代の定家(3)

塚本邦雄が、定家の戀の歌から究極の四首を選んでいる。この四首を越え得る絶唱佳吟は王朝和歌、全勅撰集を通じていくばくもあるまい、と絶賛している。その所以の説明をこれも部分的に引いておこう。塚本の鑑賞の華を見る思いである。 あぢきなくつらき嵐の…