天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-01-20から1日間の記事一覧

現代の定家(4)

塚本自身の戀の歌について。いかに定家に傾倒したとはいえ、今更定家と同じような情況や心情を詠むわけがない。そこで彼が取り上げたのは、ホモセクシャルな愛、しかも男色、といっては言いすぎかもしれないが、男同士の愛であった。 湖水あふるるごとき音し…