天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-01-27から1日間の記事一覧

現代の定家(7)

塚本の戀の歌の続き。「水銀傳説」は、ヴェルレーヌとランボーの同性愛を歌った連作である。ヴェルレーヌからランボーにあてた五十首と、ランボーからヴェルレーヌにあてた五十首の二部構成をとる。 五月新緑みなぎる闇に犯しあふわれらの四肢の逆しまの枝 …