平安朝後期の歌人にとって源氏物語は必須の教養であった。例えばあまりにも有名な次の歌は明石の巻を面影にしている。 見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮 藤原定家 塚本は、『源氏五十四帖題詠』の「明石」については次の歌を詠んだ。当然定家…
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