天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-02-06から1日間の記事一覧

夢の浮橋

塚本邦雄『源氏五十四帖題詠』最後の「夢浮橋」の巻に対する歌は、 夢よ夢ゆめのまたゆめなかぞらに絶えたる橋も虹のかけはし である。読者は当然のことながら定家の次の名歌と比較したくなる。 春の夜の夢のうきはしとだえして嶺に別るるよこぐものそら こ…