天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-02-20から1日間の記事一覧

現代の定家(10)

塚本邦雄のアプローチは、まさに温故知新。古典の言葉を取り入れると共に、造語までに発展させる。例えば、塚本の歌に 雲の上來(うへこ)しあたら長脛(ながすね)さやさやに杉の香(か) 放(はな)つなれ好色男(すきをとこ) があるが、「好色男(すきをとこ)」とい…