天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-03-09から1日間の記事一覧

比喩表現

「短歌人」三月号掲載の藤原龍一郎の作品から。藤原の歌には、時に難解なものがある。次のような歌はどう鑑賞すればよかろう。A 潮の香は運河の水をさかのぼり木のパレットに寒色を溶く B 陰翳としての昭和を思うかな淡紅色の蕾を過ぎて C 時間街追憶通り…