天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-03-10から1日間の記事一覧

懐の深い表現

ついでに「短歌人」三月号掲載の小池光の作品から彼の特徴を見てみよう。表面的には決して難しくない。だが、動詞、助詞・助動詞の使い方、名詞の取り合わせなど措辞になにげない工夫がされていて、読者を立ち止まらせる謎を含んでいる。鑑賞するときに懐の…