天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-03-17から1日間の記事一覧

詩を経て後の短歌(1)

日帰り出張で、岡山の先の福山と横浜との間を新幹線で往復すると、いいかげん乗り物が嫌になる。おかげで前登志夫の自選歌集『非在』を一冊読む時間があった。これは、『子午線の繭』と『霊異記とを抄として編んだもの。前登志夫はもともと詩作から出発し、…