天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-03-20から1日間の記事一覧

詩を経て後の短歌(2)

東京の開花宣言の基準となる靖国神社の染井吉野は今まさに咲き出る寸前の蕾の風情だが、快晴なのに今日は襟を立てるほど風が冷たい。 卒業式鳥居のしたの晴れ着かな 霊魂のやどる木蓮白きかな 高みよりざはと枝垂るる櫻かな 開花まつ庭に軍犬慰霊祭 詩から出…