天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-04-12から1日間の記事一覧

石楠花

蜘蛛とぶや富士のふもとの冬支度 凍らざる富士の湧水水かけ菜 「荒獅子」の名札かかれる椿かな 若葉萌ゆ楠の根方の手玉石 登山者が幸せ祈りつるしけり鈴鳴りひびく富士の山頂 つゆしげき裾野の原に生きつげるミヤマシジミのむらさきの羽 湖に影を落として聳…