高松秀明さんの歌集『旅立ちて、今』より、老境というにふさわしい歌を挙げよう。 眼鏡などかけなくていい眼底は仏いだけるうす闇を持つ 紅葉に心さそはれここらあたり他界ならむと岩に胡坐す 障子はり紅葉一葉止めおくにその葉脈もかすむ眼となる 目つむれ…
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