天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-06-24から1日間の記事一覧

鴫立沢

医院で月例の薬の処方を待っている間、蕪村句集を読んでいたら、次の句に出会った。 あちらむきに鴫も立たり秋の暮言わずと知れた西行の名歌「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」を本歌とする。気になるのは「鴫も」の「も」である。鴫以…