天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-06-25から1日間の記事一覧

ゆりの花

この時期、山辺によく百合を見かけるが、百合はわが国でもずいぶん古くからあったらしい。 万葉集にも十一首ほどある。「後(ゆり)」という言葉との組み合わせが多い。 路の辺の草深百合の後(ゆり)にとふ妹が命を われ知らめやも 柿本人麿歌集 あぶら火の光に…