天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-06-29から1日間の記事一覧

言葉の選択

「古志」七月号の長谷川櫂主宰巻頭作品「蘭鋳」より、さすがと思う二句を引く。 揺らめいて水は金魚となりにけり *水を満たした鉢に金魚を放った瞬間であろうか、 あるいは、今までじっと動かなかった金魚が突如 身動きしたため作者が気づいた瞬間であろう…