天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-06-30から1日間の記事一覧

蕪村俳句(3)

蕪村の俳句にも難解な作品が多い。時代特有の文化のために現代では理解できなくなっている事情を考慮してもなお分らないのは、あながち読者の無知のせいばかりとは言えまい。『蕪村句集』冬之部から例をとってみよう。 時雨るるや蓑買ふ人のまことより *「…