天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-07-16から1日間の記事一覧

蕪村俳句(4)

蕪村俳句集の遺稿を読んでいるが、なんとも古典を踏まえた句が多い。現代ではとても考えられない。 笋や柑子ををしむ垣の外 *これは『徒然草』の「大きなる柑子の木の枝もたわわに 生りたるが、回りをきびしく囲ひたりしこそ、少しこと さめて、この木なか…