天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-08-07から1日間の記事一覧

『昭和短歌の精神史』(5)

やっと『昭和短歌の精神史』を読み終えた。あとがきに、この本を書いた趣旨が簡潔に記されている。要約すると、 「私たちが今日読むことのできる昭和短歌の通史は、戦後民主主義の価値観に基づいて書かれている。そのために短歌史は占領期文化の尺度を抜けら…