天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-08-29から1日間の記事一覧

『楽園』(1)

藤原龍一郎の八番目となる歌集『楽園』は、通勤電車の中で読んでいる。見開きの藤原のサインには、都市は楽園 と添え書きされているので、気持がわかる。都市生活者としての歌人のイメージが歌集によく現れている。なんとなく、江戸川乱歩や萩原朔太郎の現代…