この歌集を読み終えた。やはり一番印象に残ったのは、小島ゆかりの独自の措辞や比喩の卓抜さであった。先にあげた例の続きをあげておく。 思はねばパレスチナいま無きごとし煮え湯のやうな夏のかげろふ 吹き晴れてなほゆたかなる風の房 山鳥のごとく秋は来に…
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