天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-10-16から1日間の記事一覧

主語の有り様

一般に日本語では、主語をあからさまにしないことが普通に行われる。短歌では主語が書かれていないときには、作者を想定するのは常識である。 鍔広き少女の帽子かむる日に信濃の山羊の紙のごとしも 「子午線の繭」 *帽子をかむるのは作者と考える。にしても…